飛行機 (1998/12/07新規)


飛行機がすきです
小さいころから、よく空港にいっては、じぃっと眺めていました。

とても小さいころは、高知空港。当時、まだプロペラ機しかとんでいませんでした。
あのころ、1階だての空港のよこから、3機のYS−11をみていました。

水色のせんがはいった、全日空が2機。赤いせんがはいった、東亜国内航空が1機。
でも、みているだけで、乗ることはありません。

プルプルとまわるプロペラと、ブオ−ンというエンジン音。
そして、飛び去ったあとにのこる、YS−11独特のポワワ−ンという音。

聞いているだけで、見ているだけで、豊かな気持ちになっていたのでしょう。
あきることなく、じぃっと眺めていました。

小学生のころは、大分空港。ジェット機が何機もとまっていました。
2階建ての空港の送迎デッキのうえから、管制塔の中からみていました。

お気に入りは、全日空のボーイング727。

精悍な顔つき、3つのエンジンを後ろにあつめたリアエンジン、T字尾翼、スマートでダイナミックな姿。
そして、全日空の、矢のようなブルーの新塗装。

まさに、”カッコイイとはこういうことさ”という飛行機でした。
小学生のころは、全日空のB727を操縦するのが、ゆめでした。

でも、乗ることはありません。やっぱり、じぃっと眺めていました。
それでも幸せでした。

中、高生のころは、福岡空港。外国の飛行機がたくさんとまっていました。
3階の送迎デッキから、3時間でも4時間でも、じぃっと写真をとっていました。

さむい日も、あつい日も。

やっぱり、乗ることはなかったけど。

いま、空港にゆけば、やっぱり幸せなキモチになれます。
空港にゆけば、やっぱり、飛行機をじぃっと眺めています。2時間でも、3時間でもあきることなく。

1998年、はじめてひとりで、飛行機にのりました。
ワクワク、ドキドキ。何日も何日もまえから。就職活動なのに。

当日、うれしくてうれしくて、キリっとしているつもりでも、笑顔になっていました。
はじめてあじわう加速、上昇、そして着陸。どれもたのしかった!

きっとこれからも、飛行機にのるたびに、笑顔になるでしょう。

飛行機が怖いという人もいるけれど

やっぱり、飛行機はだいすき。


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(C) Ryoukan