● どんな映画!? (2002/07/30)


このページの項目

 猫の恩返しって何?  猫の恩返しってどんな話?
 猫の恩返しが見たい!  公式作品解説
 主な登場人物

● 猫の恩返しって何?

猫の恩返しは、スタジオジブリが2002年7月20日に劇場公開したアニメ映画です。
映画「耳をすませば」の姉妹編として、企画されました。
監督は「森田 宏幸」 企画「宮崎 駿」 原作「柊 あおい」 です。

● 猫の恩返しってどんな話?

まずは、映画を観てください、、、、といいたいのですが、一言で言えばドタバタ劇です。
主人公「ハル」の大冒険と言う言葉が似合うかもしれません。 終わったあとは、みんな笑顔です。見ている最中も笑えます。

● 猫の恩返しが見たい!

2002年7月20日から、全国東宝洋画系で劇場公開されました。

● 公式作品解説

17歳、高校2年生。退屈な授業に、意味のないホームルーム、唯一の楽しみは親友とのおしゃべり。
やることはたくさんあるけれど、変わりばえのない毎日。それなりに楽しいけれど、満足しているかと
聞かれたら、よくわからない。このまま、この先も何となく時間は過ぎていくのかな・・。

この映画のヒロイン・ハルもそんな女の子のひとりです。とびきりの美人でもなく、特別な才能がある
わけでもありません。自分自身に自信が無い反面、自分を輝かしてくれる生き方はないか、もっと
楽しいことはないかという好奇心は持っています。ある日、ハルは車に轢かれそうになった猫を偶然
助けてしまいます。その猫が猫の国の王子様だったばかりに、彼女は”恩返し”に猫の国に招待される
ことに。その日、ハルはツイていませんでした。学校には遅刻するし、みんなの前で恥をかくし、好きな
男の子に彼女がいることが分かるし・・。ツラい現実の前にハルは、迂闊にも猫の誘いを受けてしまいます。

「猫の国?」猫の国もいいかもね。日がな一日ゴロゴロしているんでしょう?天国かもね。
美味しいものもいっぱい食べてお昼寝して、イヤな事はみんな忘れてさぁ」

混迷と不安の世の中で、「イヤな事はみんな忘れて」なんてきっと、ハルだけの気持ちじゃないはず。
あなたは今、猫の国に行ってみたいと思いますか?

ハルの訪れた猫の国は、まさに楽園でした。そこは時間の止まった国。悩みや不安とは無縁の世界。
傍若無人だけどチョット憎めない猫王、冷静沈着な第一秘書ナトリ、能天気な第二秘書ナトルらが
繰り広げる”大恩返し大会”。ハルは「このまま、猫になってもいいかも・・」と思った瞬間、耳が生え、
ヒゲが生え、猫の姿になってしまいます。一見天国に思えた猫の国の恐ろしさにはじめて気づくのです。
そのとき、ハルを救うべく、颯爽と現れたのが猫の男爵・バロン。バロンは彼女にささやきかけます。
「だめだハル、自分を見失うんじゃない」。はたして、現実世界からはみ出たハルの運命は、、、。

流されて、はじめて気づく真実もあるはず。何気ない毎日も決して無駄じゃない。ハルは、猫の国の
冒険を通して、自分の時間を生きる術を学びます。そして、ハルは気づきます。
ほんの少しだけ大人になった自分に。

●主な登場人物

ハル

ヒロインの女の子。どこにでもいるような女子高生。明るくさっぱりした性格だが、いまいち判断力に欠ける
人の意見に同調してトラブルを避ける傾向がある。母親と二人暮らし

ヒロミ

ハルの親友で、ラクロス部に入っている。

ハルの母

女手ひとつで、ハルを養っている。ハルとは友達のような親子関係。

バロン

本名:フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵。人間世界では「地球屋」という骨董屋に飾られた人形の姿を借りているが、
実は異世界で起こる 不思議な問題を解決する 猫の事務所「地球屋」の主。
名門貴族の血を引く、知的でエレガントな紳士。

ムタ

バロンの仲間。街のあらゆるところを徘徊している神出鬼没のブタ猫。短気で口が悪いが、いたって気のいい単純な性格。
いざと言うときには、頼りになる。

猫王

猫の国を治める王様。わがままな暴君で思い込みが強く、自分の思うとおりにならないと気がすまない。
息子ルーンを溺愛していて、彼にだけは甘い。今回の事件も、ハルを息子の嫁にという勝手な思いつきから始まった。

ナトリ

猫王の第一秘書。まじめで有能。猫王の無茶な命令もテキパキこなす

ナトル

猫王の第二秘書。愛想がよいが、ちょっと抜けてるところも。

ルーン

猫王の息子。王子様。ユキと結ばれており、人間界でユキへのプレゼントを調達しにいった途中で、ハルに救われる。
誠実で信頼も厚い。

ユキ

猫王の城の給仕をしている。ルーンの恋人。かつては人間界に住んでいてハルと関わったらしい。ハルをバロンの下に行かせた。


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(C) Ryoukan